高P連のご紹介

会長ご挨拶

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富山県高等学校PTA連合会
会 長 石坂 兼人

時代が求める高等学校の変化

皆様には日ごろよりPTA活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
今年度6月の総会におきまして富山県高等学校PTA連合会会長2年目を拝命いたしました。身に余る大役ではありますが、皆様のご指導とご協力により、子どもたちが安心して有意義な高校生活を送れるよう力を尽くしてまいりたいと思います。

本年度の県高P連事業としては、すでに6月に各地区高P連指導者研修会、7月に北信越地区高P連研究大会富山大会、8月には石井知事への要望、全国高P連大会静岡大会などが開催されました。
特に、7月7日から二日間にわたって開催されました北信越地区高P連研究大会では、主管県連として皆様には長期にわたる準備から当日の運営まで、多大なるご協力をいただきました。おかげさまで成功裏に大会を終えることができましたが、これも偏に皆様の熱意の賜物と、深く感謝いたします。

さて、昨年度から富山県高等学校PTA連合会の会長を務めている関係で、全国高P連の研修会などにもたびたび参加しています。毎回教育を取り巻く話題の講演を拝聴しています。昨年度の2月には文部科学大臣補佐官の鈴木寛さんのお話を聞く機会に恵まれました。

OECD(経済協力開発機構)が三年に一度15歳向けに実施している国際学力テスト「PISA調査」で、日本は2003年に一度低迷しましたが、その後の教育改革により、先進34か国中2012年には平均得点が科学的リテラシーでは1位、読解力でも1位、数学的リテラシーでは2位、そして総合1位となりました。これは、「日本の15歳は世界一」であり「15歳までの日本の教育は世界一」と言っても過言ではありません。これを高校教育と大学教育でさらに伸ばしていかなければなりません。しかし、残念ながら高校では伸び悩み、大学ではもっと残念なことになっています。国際大学ランキングでは、東京大学34位、京都大学37位という結果であり、満足できるとは言えません。だからこそ高校教育と大学教育を集中的に改革しなければならないと鈴木さんは力説しています。
実際に多くの高等学校教育の現場では、学習指導要領よりも事実上、大学入試のほうが大きな影響を与えています。入試に対応した教育になりがちなのです。大学入試が変わらないと高校教育は変わらないということです。そこで、今まで中心だった「知識・技能」にプラスして「思考力・判断力・表現力」「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」といった学力の3要素を伸ばすことに注力していきます。マークシートから記述式、脱丸暗記、高校時代の活動報告、面接、コミュニケーション能力などに代表される能力を重視していこうということです。

私自身も社会環境の変化からの教育現場が変化しなければならないことを最近強く思います。戦後の教育はマニュアルを覚え、正確に早く再現させる力が求められました。これは大量生産、大量消費システム、工業社会に資する人材の育成という意味では成功してきました。しかし、これは最近よくマスコミにも取り上げられていますが21世紀の社会では人工知能、バイオテクノロジー、ロボットなどの科学技術が飛躍的に発展すると、多くの職業が機械、ロボットに取って代わられる時代がすぐそこまで来ていると考えます。社会情勢の劇的な変化に対応するには教育環境の変化なしでは、考えられない状況です。
文部科学省の高等学校指導要領の告示が本年度中に予定されています。高大接続改革の一つとしてセンター試験の大幅な内容変更が3年後ということで、教育現場は待ったなしの印象を私は持っています。PTAは時代の変化にフィットした教育環境を家庭、学校、行政の橋渡し役として提供するお手伝いを担うものと考えています。

今後とも皆様の温かいご理解とご支援とご協力をよろしくお願いします。

富山県高等学校PTA連合会 Toyama High School PTA Union Meeting

〒930-0018 富山県教育記念館41号
TEL:076-432-2810 / FAX:076-432-1501

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